这篇文章最后列出的20个词的发音(用罗马音标)和中文意思~拜托了~~~
迷子になったカニさん
朗読:陶山章央
ある大川に一匹のカニさんが住んでいました。さらさらと流れている大川が快适で、カニさんはのんびりとして日々を过ごしていました。
しかし、ある晩のこと、大きな岚がやってきて、川が氾滥[はんらん]してしまいました。たくさんの水が溢れてどんどん流れていきます。逃げ遅れたカニさんはどこまでもどこまでも流されていきました。そして気づいた时、カニさんは砂漠にいました。あれほどあった水はどこにもなく、一面砂だらけです。
「どうしよう?仆も森に帰られないかな。」不安に駆られながら、カニさんは森へ目指そうとしました。けれどどっちへ行けばいいのかわかりません。
そうこうしているうちに、カニさんは喉が渇いて、いまにも倒れてしまいそうになりました。けれど、たまたま通りかかった亲切な少年に水をもらい、命拾いができました。
そして夜になり、カニさんは気力を振り绞って[ふりしぼる]歩きつづけます。そんな时、砂の隙间[すきま]から大きなはさみが见えました。
「もしかして仆のほかにも仲间が来ているかも。」そう思ってカニさんが近づくと、そこにいたのは一匹の大きな蝎[さそり]でした。
「あっ、蝎さんだったのか、そうだよね。砂漠にカニがいないよね。」カニさんはがっかりしました。
「そうだね、だけど、じゃ何で君はここにいるんだい?」
「実はーー」カニさんは蝎さんに事情[じじょう]を话しました。
「そうだったのか、たいへんだったんだね。惯れない砂漠じゃ、迷うのは仕方がないよ。もしよかったら、仆が森まで案内してあげようか。」
「ほんとうに?ありがとう蝎さん。」
「気にするなよ、同じはさみを持った仲间じゃないか?」
カニさんは蝎さんに连れられて森へ向かいます。独りで迷っていた时はあんなに心细かった[こころぼそい]のに、蝎さんと一绪に歩いているだけですごく安心できました。
「ほら、着いたよ。」
「ありがとう、君がいてくれてほんとうによかった。君のことを忘れないよ。」
「仆も忘れない。だって君と仆とは友达だから。」そう言って二人は互いのはさみを重ね、握手してさよならしたのでした。
お仕舞い[しまい]。
1. さらさら 丝毫(不)
2. 快适
3. 岚
4. 氾滥
5. 溢
6. 砂漠
7. あれほど 那样,那么
8. 面砂
9. 駆
10.目指
たまたま 偶然に
命拾
振り绞って 竭尽全力
隙间 缝隙;闲暇
蝎 蝎子
心细かった 心中没底
惯
独
互い
握手
仕舞い